ABS秋田放送開局70周年記念番組 「幾月夜纏ひて 羽後町・西馬音内の盆踊」
放送日時
10月22日(日)午後4時00分〜5時00分
番組概要
羽後町の西馬音内盆踊りにまつわる人々の想いを描く。
700年余りの歴史があるとされる西馬音内盆踊り。昭和10年に全国規模の舞踊大会に参加したことをきっかけに現在の形が出来上がった。当時振付を担当した大橋榮さん。2年前102歳で亡くなった大橋さんが振付の基本としたのが地元の女性たちが子どもに伝えたある言葉だった。
盆踊り会場の近くで理容店を営む高橋里津子さん(50)は囃子方で三味線を担当している。師匠だった父親の俊一さんが亡くなったのは新型コロナウイルスが猛威をふるった2020年の春。その年の夏、西馬音内盆踊りは中止となった。しかし盆踊りの夜、里津子さんの店には近所の人たちが囃子道具を手に集まっていた。
農家の佐藤ノブさん(86)は東京で暮らす孫娘の帰省を楽しみにしている。孫娘に着せる『端縫い衣装』。自分の祖母や母が着ていた着物の絹布を縫い合わせて45年前に作ったものだ。4年ぶりの通常開催が決まった盆踊り。孫たちは故郷に戻って来るのか。