病気で休職中に痴漢や交通事故 違反車両の運転 さらには副業も…男鹿工業高校の55歳男性教諭が懲戒免職処分
電車内で女性に痴漢行為をしたほか副業を行っていた、男鹿工業高校の55歳の男性教諭が懲戒免職処分を受けました。
この教諭は病気が理由の休職中に痴漢行為などを行っていました。
「この度は誠に申し訳ありませんでした」
3月28日付で懲戒免職処分を受けたのは、男鹿工業高校の大嶋靖教諭55歳です。
県教育庁によりますと、大嶋教諭は去年10月5日の夜、電車内で隣に座っていた女性の下半身をさわるなどの痴漢行為をしました。
また、その9日後には、自家用車で秋田市内を走行していたところ交差点で、直進してきたバイクと衝突し相手に大けがをさせました。
さらに公務員が禁止されている副業にあたる、インターネットでの車の転売も行ったほか、ナンバープレートがない車で公道を走り、警察に検挙されていたこともわかっています。
大嶋教諭は去年7月上旬から、病気を理由に休職していました。
県教育庁の聞き取りに対して大嶋教諭は「性的衝動を抑えられず痴漢をしてしまった」「転売が違法だとは知らなかった」などと弁明しているということです。
違法車両の運転では刑事処分による罰金の支払いを命じられ、痴漢行為については不起訴処分になったということです。
この時期に懲戒処分を行ったことについて県教育庁は「刑事事件の結果が確定してから手続きを進めたため決定が遅くなった」と説明しています。
今年度の教職員の懲戒処分は5件目で免職処分は今回が初めてです。