風が強まり…駅前のビルで壁はがれる被害

気圧の傾きが大きくなっている影響で県内全域で風が強まっています。JR秋田駅前ではビルの壁の一部がはがれる被害があり、消防が対応にあたりました。

秋田市で午後3時前に最大瞬間風速23・1メートルを観測するなど、県内全域で風が強まっている13日。JR秋田駅前にある緑屋ビルの壁の一部がはがれ、風にあおられていました。

警察と消防によりますと午前9時ごろ通りがかった人から交番に「看板が落ちそうだ」と届け出がありました。はがれたのは8階の高さに設置されていた雨風を防ぐ破風板と呼ばれるもので、長さ2メートル、幅60センチほどです。駆けつけた消防が腐食していた一部を撤去し、残る部分はロープで固定しました。けがをした人はいませんでした。

秋田市内では午後4時までに、建物の壁や屋根がはがれる被害がほかにも12件確認されています。秋田地方気象台は13日夜にかけて強風に注意するよう呼びかけています。