生まれて3日 約8センチのひなもお披露目!「秋田三鶏」をふ化させる取り組み 秋田・大館市
大館市は、「秋田三鶏」の保存と継承を目的に、国や県の天然記念物に指定されている比内鶏、声良鶏、それに金八鶏の卵をふ化させる取り組みを行っています。
25日は、生まれてからまだ3日ほどのひながお披露目されました。
お披露目されたのは、「秋田三鶏」のうち、比内鶏と金八鶏のひなです。
比内鶏は、国の天然記念物に。
金八鶏は、県の天然記念物にそれぞれ指定されています。
23日までの2日間で、合わせて28羽のひなが生まれました。
まだ生後3日ほど。
体長は約8センチです。
大館市は、「秋田三鶏」の保存と継承を目的に、飼育している人から卵を預かり、ふ化させる取り組みを15年前から行っています。
生まれてきたひなは、30度に保たれた「育雛機」の中で約1か月間、大切に育てられ、飼い主のもとへと戻ります。
大館市教育委員会 歴史文化課 鳥潟幸男 課長補佐
「社会環境が変化しまして、もう自宅で(家きんを)なかなか飼えないという人が増えてきているんですけれども」
「かわいらしい天然記念物のひなを見ていただいて、少しでも多くの人がか飼育してみたいなと思っていただければなと思います」
ひなたちがいる大館市の秋田三鶏記念館は、一般にも公開されています。
かわいらしいひなの姿は、ふ化が順調に進めば、7月上旬まで見ることができます。