県政の新たなトップに就任した鈴木健太知事が初登庁し新体制がスタート 県職員に「スマートに結果が出せる楽しい仕事を」と呼びかけ 秋田県
新体制がいよいよスタートです。 県政の新たなトップに就任した鈴木健太知事が21日、県庁に初登庁しました。
人口減少対策などを掲げる鈴木知事は県職員に「スマートに結果が出せる楽しい仕事を」と呼びかけました。
16年ぶりに誕生した県の新たなリーダーを一目見ようと駆けつけた県民に。
出迎えの準備に追われる県職員たち。
21日朝の県庁はいつになくあわただしくなりました。
午前9時ごろ、鈴木知事が到着しました。21日が初登庁です。
選挙で選ばれた県知事としては7人目、40代での就任は1955年に当選した小畑勇二郎さん以来70年ぶりです。
鈴木知事
「まさに、なるべくここに座る時間を短く県内いろんな所に顔を出してさらに県外、国外にもですね秋田を売り込んでいくようにあまりここにいないなと言われる知事になりたい」」
人口減少対策などの政策を前に進めるため、県政の刷新が必要だと繰り返し訴えてきた鈴木知事。
鈴木知事
「あらゆる政策それぞれに私は綿密な数値目標を設けていきたいと思います」
「皆さんのチームを一つにどうやってまとめていくか、そして人口減少や地域の衰退という本当に大きな難しい課題にどうやって私たちが向き合っていくかこのことを一点、私は優先をしながらこれから仕事をしていきたいと思っています」
「頭を使って成果に繋がることをやりましょう。成果につながらないことはどんどんやめていってスマートにしっかりとした結果が出せる楽しい仕事の仕方を私は進めていきたいと思っています」
職員に対し「意見の違いを否定せずお互いを尊重し合うこと」。「情報を届けるターゲットを細かく分析すること」。そして、「困っている県民を助けるという前提を忘れずに行政のプロフェッショナルとして県民の満足度をあげていきましょう」と呼びかけました。
36年前から県庁地下の食堂を切り盛りする平野秋光さん。
平野秋光さん
「昔は知事は来なかった来るようになったのは横手から来た寺田さんから」
「初日に来てくれれば」
そして正午過ぎ、平野さんの期待通り姿を見せた鈴木知事。
案内されたのはいつも佐竹前知事が座っていたという特等席でした。
鈴木知事が注文したのは野菜炒め定食。健康を意識したということです。
コロナ禍で遠のいた客足が思うように戻らず厳しい経営が続いているという平野さん。
平野秋光さん
「初日に来てくれたのは考えられなかった。励みになる」
午後には初めての記者会見に臨みました。
早速、明らかにしたのは右腕となる副知事の人事についてです。
鈴木知事
「神部副知事、それから現在の谷総務部長、このお二人を選任したいと考えておりまして議会の同意が得られれば速やかに任命したいと思っています」
神部副知事の続投と総務省から出向している谷剛史総務部長の起用を今月中に臨時の議会に諮ると述べました。
1つのチームとして成果を上げるべく、幹部職員はもちろん若手職員とも積極的に交流を重ねていきたいと意気込んでいます。
鈴木知事
「これから皆さんとともに人口減少問題を筆頭とする様々な課題に立ち向かっていきたいと思います。楽しく成果が出せるように頑張っていきたいと思いますのでどうかこれからもよろしくお願いいたします」
「人口減少問題を諦めない」と訴える鈴木県政の任期4年が本格的にスタートしました。
鈴木知事
「一緒になって秋田県を良くしていくそのために頑張らせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。」