政治に若者の声を届けるために…秋田大学に1日限定の期日前投票所 多くの学生が一票投じる
県知事選挙と、秋田市長選挙、それに県議会議員補欠選挙の1日限定の期日前投票所が秋田大学に設けられました。
若い世代の投票率を向上させようと設置されたもので、多くの学生が一票を投じていました。
関向良子アナウンサー
「秋田大学に1日限定で設けら れた期日前投票所です。春休みがあけたばかり、講義は 来週からなんですが、学生が1票を投じに訪れています」
秋田大学は、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた2016年以降、選挙ごとに、毎回1日限定で期日前投票所が開設されています。
去年10月の衆議院選挙では、学生や近くに住む人合わせて469人が1票を投じました。
21歳
「いつもここで投票してるんですけど、市役所とかだとちょっと行きづらいので、大学来たときに来られるのはいいなって思います」
19歳
「いまの現状を変えてくれるような信念のある人が良いなって思って選びました」
19歳
「この人にだったら託せそうかな、みたいな人に入れました。選挙公約とかいろいろ見て決めました」
19歳
「秋田に住んでまだ1年ちょっとなんですけど、高齢化率とか若者が少ないっていう課題があるので、そういった若者の意思をくみ取ってくれる人を選びました。SNSで広報活動を行っている方もいたので、活動の意欲というか活動している内容をみたりとかこの人ならかなり若者の意見を反映してくれるかな、若い人に対する政策をやってくれるかなっていう人に投票しました」
前回=4年前の知事選では、県の推計で20代前半までの投票率が4割を切りました。また去年10月の衆院選では18歳・19歳の投票率が過去最低となり、いずれも全体での投票率を大きく下回っています。
課題となっている若い世代の投票率の低さが今回の知事選で解消されるかも焦点の一つです。
知事選などの投票日は6日日曜日で、期日前投票は5日までです。