県内の景気は「緩やかに回復」 サービス消費が好調 闇バイト報道で売り上げ増加の商品も 日銀秋田支店

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秋田 2025.02.27 17:11

県内の最新の景気について、日銀秋田支店は、公共投資の上方修正や生産の下方修正があるものの「緩やかに回復している」という判断を、4か月続けて維持しました。

サービス消費が好調なことが、要因のひとつとしてあげられます。

日銀秋田支店は、県内の景気動向について「緩やかに回復している」と、去年11月からの判断を据え置きました。

主要な6項目では、「公共投資」について、災害復旧工事が増加傾向のため「持ち直している」と上方修正しました。

一方「生産」は、電子部品の生産低下で下方修正しました。

「個人消費」については『物価上昇の影響を受けながらも緩やかに回復している』という判断を維持しました。

飲食・宿泊・観光などのサービス関連が好調なことが、要因のひとつとしてあげられています。

日銀秋田支店 片桐大地 支店長
「県とJR東日本が主導する冬の大型観光キャンペーンの効果や、他県対比出遅れているとはいえ、冬場のインバウンド需要もあって、交通機関の利用客数や宿泊客数を見ると回復していると言えそうです」
「家電販売額は全体としては弱めですが、闇バイト関連の報道を受けて、防犯カメラの売り上げが増加しているという話が聞かれます」

また、片桐大地支店長は、アメリカのトランプ大統領による政策変更や関税導入方針について注視していく必要があると述べています。