鹿角市議会議員によるパワハラ疑惑 政倫審が市の職員に実名アンケート実施を決定 再選した現職市議11人も調査対象に
今年2月までが任期だった当時の鹿角市議会議員による市の職員へのパワハラについて調べる、政治倫理審査会が、18日、初めて開かれ、市の職員に実名でアンケートを行うことを決めました。
調査の対象には、先月の選挙で再選した現職の市議11人も含まれています。
鹿角市議会の政治倫理審査会・政倫審は、先月の選挙で初当選した議員7人とオブザーバーで参加する議長と副議長の合わせて9人で構成されています。
今年2月5日までが任期だった当時の鹿角市議会議員を巡っては、市の職員273人に行った匿名でのアンケートで、回答者の約1割にあたる27人が「パワハラなどを受けたり、目撃したりした」と回答していました。
アンケート結果を受け、鹿角市議会は、4月15日、当時の議員のパワハラについて政倫審で調査することを全会一致で決めました。
調査の対象には、再選した現職の市議11人も含まれています。
18日、初めて開かれた政倫審では、今度は実名で市の職員にアンケートすることを決めました。
鹿角市議会 政治倫理審査会 佐藤大介 会長
「条例ですとか関連法規、そういったものに準拠して、しっかりとした調査を行い、その点で、第三者的に、第三者目線でも納得できる結論に導き出していきたい」
政倫審は、今後、実名アンケートの結果をもとに、市の職員や当時の議員に聞き取りなどを行い、パワハラについて判断していくことにしています。