中学野球の全国大会で活躍 県外の高校へ進学する2人のエース 中学生最後の練習日を取材 新天地で叶えたい夢とは

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秋田 2025.03.31 17:28

4月1日から新年度です。

進学や就職、異動などで新たなスタートを切るという方も多いと思います。

中には、強豪校で野球に打ち込むため、秋田を離れるという選手たちも。

去年、中学校の軟式野球全国大会に出場した、秋田市の桜と泉のエースピッチャーだった2人。

新天地での生活を前に、後輩たちへの思いや、高校、世界での活躍を胸に、中学生として最後の練習の日を追いました。

■新天地でもサクラを…全国大会3位 桜中の主将が後輩に伝えた思い

この春、秋田市の桜中学校を卒業した、伊藤遼選手。

エースでキャプテンも担い、去年夏の県大会で準優勝、続く東北大会では初優勝を果たし、全国大会では3位に輝きました。

進学先は、過去5回の全国優勝を誇る名門・神奈川の東海大学付属相模高校。

卒業した8人の3年生の中でただ一人、県外の学校に進みます。

伊藤 選手
「全国大会を経験して、自分のレベルがどれだけ通用するのかっていうのが分かって、自信にもなって、そこから東海大相模の野球っていうのも知って、自分よりレベルが高い人たちの中で、厳しい環境で甲子園優勝を目指したいと思って、東海大相模を選びました」

秋田を発つ前日でしたが、伊藤選手は、練習試合に臨む後輩たちを見届けたいと、グラウンドを訪れました。

この日は、羽後中学校との練習試合に臨んだ桜ナイン。

全国大会で課題となった守備力を強化するため、アウトを1つずつ確実に取ることを特に意識しています。

一球一球、丁寧にプレーし、チームを引っ張ってくれた先輩に、成長ぶりをアピールしました。

伊藤 選手
「大会や試合でも、準備などを率先してやってくれていて、後輩のお陰で、良い状態で臨めたっていうのもあるので、そういう部分では自分たちのときはすごく大事な存在で、大事な後輩だと思っています」

そんな後輩たちに向け、エールを送ります。

伊藤 選手
「まだ3月なんですけど、あっという間に夏が来てしまうので、それまでに全力で悔いのないように練習してください。そしたら必ず良い結果が出ると思うので、頑張ってください。応援しています。自分は高校に行ったら、1年夏からベンチ入りして、甲子園に行って、優勝できるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

先輩の激励と意気込みを受けて、後輩たちも決意を語りました。

新3年生 大沢啓斗 主将
「3年生の皆さん、まずはいままで一緒に野球をプレーしてくださり、ありがとうございました。3年生のプレーを見て、いっぱい学べたし、いろんな大会に行って、しっかりプレーを見ることができたので、本当にありがたかったです。僕たちは全県優勝を目標にしているので、絶対、今年の夏、達成します。頑張ってください。ありがとうございました」

伊藤 選手
「高校に行ってからは、甲子園で優勝できるように頑張ります。そして秋田の人たちにも、甲子園で投げている姿を見せて元気づけられたらなと思っています」

桜中での3年間の経験を胸に、新天地でもサクラを咲かせ、さらなる活躍を誓います。

■大きな体で目指すは大谷翔平選手!花巻東高校へ進学 泉中のエース

去年の夏、桜中とともに全国大会に出場した秋田市の泉中のエースも、この春、県外へと旅立ちます。

髙橋條太選手です。

30日まで行われていた春のセンバツ甲子園でベスト8入りした、岩手の花巻東高校に入学します。

髙橋投手の強みは、何といっても恵まれた体格。

身長190センチ体重90キロと、中学生離れの体つきをしています。

身長178センチの柴田光太郎アナウンサーと比べても、見上げるほどの高さです。

柴田アナ
「どうしてこんなに背が高くなったと思います?」
髙橋 選手
「小っちゃいころからご飯をいっぱい食べたりとか、小学校のころは10時前とかにはもう寝ていたので、それが(背が)伸びた秘訣かなと思います」
柴田アナ
「何が好きですか?食べ物」
髙橋 選手
「自分は結構白米が好きです」
柴田アナ
「最高何杯食べるの?」
髙橋 選手
「5~6杯ぐらいは食べていたと思います」

大きな身体から繰り出す、角度のあるストレートが持ち味の、髙橋選手。

叶えたい夢があり、花巻東高校を進学先に選びました。

髙橋 選手
「大谷選手だったりとか、菊池雄星選手だったとか、そういう方々も輩出されているというか、そういう面で見たら自分も目指したいなというか、そんな感じです」
柴田アナ
「メジャー?」
髙橋 選手
「 はい」

憧れのメジャーリーガーを目標に、ピッチング以外の練習にも力を入れています。

さらに技術を高めたいのが、バッティング。

快音を響かせましたが…。

髙橋
「惜っしい~こすった…」

試行錯誤を重ねながら、大谷翔平選手と同じ投打の二刀流で、1年生からレギュラー定着を目指します。

髙橋 選手
「高校に入学してすぐ、戦力になれるような選手になりたいって目指しているので、やっぱりそういうところで、高校に入学して動けるような身体を作っていきたい」

髙橋選手も、中学校での最後の練習のあと、後輩たちにメッセージを送りました。

髙橋 選手
「やっぱり声かけとか、サインプレーとか、いろいろ課題がいっぱいあると思うけど、そこを克服すれば、全県でも東北でも全国でも戦っていけるチームになると思うので、これからも頑張ってください。ありがとうございました」

泉から世界へ。

大きな身体で、大きな夢に向かって羽ばたいていきます。

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桜中の伊藤選手は、すでに東海大相模高校で練習を始めています。

一方、泉中の髙橋選手は、4月1日、花巻東高校硬式野球部の寮に入るということです。