秋田の児童・生徒15回連続で全国平均を上回る 女子の結果は小中学ともに過去最低に 小中学生の全国体力テスト
小中学生を対象にした全国体力テストの結果が公表され、県内の児童・生徒は調査が始まってから15回連続で全国平均を上回りました。
しかし、児童・生徒の体力は低下傾向にあり、女子の結果は小中学生ともに過去最低となりました。
調査はスポーツ庁が去年4月から7月末にかけて、全国の小学5年生と中学2年生を対象に行いました。
体力合計点
「握力」や「上体起こし」、「反復横とび」など8つの種目の結果から算出される「体力合計点」で、県内の児童・生徒は全国平均を上回りました。
全国平均を上回るのは調査が始まった2008年以降15回連続です。
しかし、児童・生徒の体力は低下傾向にあり、女子の結果は小中学生ともに過去最低となりました。
スクリーンタイム
県内ではテレビやスマートフォンなどの視聴時間が1日4時間以上の児童・生徒の割合がこの数年で増加しています。
コロナ禍の影響で家で過ごす時間が増えたことが背景にあるとみられていて、体力の低下にもつながっていると考えられています。
県教育庁は調査結果をもとに、授業の改善や専門知識を持った教員による支援などを行い、児童・生徒の運動意欲の向上につなげたい考えです。
安田浩幸県教育長は「引き続きすべての児童・生徒が運動やスポーツの楽しさや喜びを味わうことができるよう学校体育の充実に努めていきたい」と話しています。