【地上32メートルの迫力映像】4月下旬の通行止め解除へ 由利橋で復旧工事進む ボルト交換の高所作業に特別に同行 由利本荘市
強い風が原因とみられるボルトの落下の影響で、2月から通行止めとなっている由利橋で、復旧工事が進んでいます。
新しいボルトに交換する作業も本格的に始まりました。
由利本荘市は、橋全体の点検を行ったうえで、今月下旬に通行止めを解除できるよう、作業を進めることにしています。
佐々木勇憲 記者
「由利本荘市中心部の由利橋です。歩道部分はすでに通れるようになったんですが、車道はまだ通行止めとなっています。橋の高いところまで足場が組まれていて、通行止め解除に向けて作業が進められています」
由利本荘市を流れる子吉川にかかる由利橋では、2月、道路から約50メートルの高さにあるケーブルの保護管を固定していたボルトが落下しました。
落下したのは16本で、このうち2本が、走行中の乗用車の屋根を直撃。
けがをした人はいませんでした。
強い風が吹いてケーブルが揺れ、ボルトに想定以上の力が加わったことで外れたとみられています。
由利本荘市は、先月、橋に足場を設置して、ケーブル本体や固定するボルトにゆるみがないかどうかを調べる点検を始めました。
そして、先月31日からは、ケーブルの保護管を固定するボルトすべてを新しいものに交換する作業が本格的に進められています。
市と工事関係者の許可のもと、記者とカメラマンも足場を登って高所作業の現場に同行しました。
作業が行われていた場所の高さは、約32メートルです。
作業員が、毎日、古いボルトを一つひとつ取り外して、新しいボルトと交換しています。
古いボルトは、それぞれ単独で取り付けられていましたが、新たなボルトは、落下を防ぐための様々な工夫が施されていました。
IHIインフラシステム 田中智さん
「(新しいボルトは)裏でナットをもう一個つけるために、長さが長くなっています。それと、万が一の時のためにボルトが下に落ちないように、ワイヤーを通しているんですよね。なので、ボルトの頭のところに穴が開いている。これを全部通したうえで、最後、落下防止措置を施して対策完了」
「(ボルトが)ゆるまない機構が追加されました。落下防止機構が追加されましたということですね」
1日に交換できるボルトは30本ほど。
高い場所での作業のため、雨や風の状況次第では中断することもあり、すべてのボルトを交換するには時間がかかるということです。
由利本荘市 建設管理課 東海林健悟 課長
「一旦こういうように橋が止まってしまったときに、由利橋の大きさっていうんですかね、そういったことを実感したなというのが正直なところです。現在は本荘大橋だったり、飛鳥大橋を迂回していただいておりますけれども、早期に復旧を目指して、皆さんにご利用いただきたい」
市は今後、橋全体を点検して安全性を確認したうえで、今月下旬に車道部分の通行止めを解除できるよう、作業を進めることにしています。