秋田県内の公立高校 来年度の入学定員を215人減らす方針 対象10校を公表
秋田県は、来年の春に、公立高校の入学定員を全体で215人減らす方針で、その対象となる10校が、27日に公表されました。
それぞれの地域の子どもの数の減少などを踏まえた判断で、大館桂桜や秋田、それに平成などから削減されます。
県教育庁は、来年春、2026年度の公立高校の入学定員を、前の年度から215人減らして、6280人にする方針です。
定員削減の対象となる10校が、27日に公表されました。
示された案によりますと、県北地区は、大館桂桜の学級を1つ減らして30人削減します。
中央地区は、統合が検討されている男鹿海洋と男鹿工業を、合わせて70人減らします。
学科の再編に向けて、それぞれ男鹿海洋の普通科と男鹿工業の設備システム科の募集をやめる形です。
このほか、秋田が12人、秋田南が18人減らします。
本荘と由利は、1学級減らして、それぞれ10人と25人の削減です。
県南地区は、統合を予定している横手市内の3校が対象で、平成が1学級少なくなり、30人の削減。
雄物川と増田は、それぞれ10人ずつ少なくなります。
県教育庁は定員の削減について「中学校の統廃合や各地域の子どもの数をもとに総合的に判断した」と説明しています。
削減案は、協議を経て、7月に正式に決定する見込みです。