賃上げ予定の県内企業の割合は65.7% 調査開始以降最高に 金額ベースでも過去最高の見込み 秋田県
この春、賃上げを予定している県内企業の割合は、65.7パーセントにのぼり、2007年度以降、最高になったことが分かりました。
民間の信用調査会社・帝国データバンク秋田支店は、今年1月、県内企業192社を対象に、賃上げについて調査し、102社から回答を得ました。
この春、賃上げをする企業は、65.7パーセントで、去年を10ポイント以上、上回り、調査が始まった2007年度以降で最も高くなりました。
金額ベースでも過去最高となる平均約5パーセントの賃上げが見込まれています。
賃金改善の理由では「労働力の定着・確保」をあげる企業が最も多く、次いで「従業員の生活を支えるため」「物価高騰」などとなっています。
帝国データバンク秋田支店は、「人手不足が企業の経営リスクになっていて、生き残りを図るためには継続的な利益の確保がこれまで以上に重要となる」と分析しています。