【独自】去年暮れに発見された金属片…80年前に墜落したB29 の機体の一部だと判明 秋田県男鹿市の本山で探検家が16回目の登山で執念の発見!!

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秋田 2025.04.03 18:32

終戦直後に男鹿市の本山に墜落したアメリカの爆撃機=B29の機体の一部が、去年の年末、新たに見つかったことがわかりました。

80年近い時を経て発見された、戦争の記憶を今に伝える貴重な資料です。



80年前に墜落したB29の機体の一部

男鹿市の本山で去年12月1日に見つかったアメリカの爆撃機=B29の機体の一部。

■髙橋さん提供写真
発見したのは秋田市に住む探検家の髙橋大輔さんです。

6年前に、男鹿のジオパークガイドの男性から相談を受けたことをきっかけに、B29の残骸の捜索を始め、16回目の登山で金属片を見つけました。

アメリカの国立第二次世界大戦博物館に検証を依頼したところ、3月中旬にB29の、エンジンナセル※内の油圧装置の一部分だと確認されました。

このB29は終戦直後の1945年8月28日、アメリカ軍が捕虜を収容していた大館市花岡に食料などの物資を届けるため、男鹿市の加茂青砂地区の上空を飛んでいたところ霧で視界を失って、本山に激突して墜落したものです。

乗組員12人のうち11人が死亡しています。

生き残った1人を助け出したのは加茂青砂地区の住民です。

墜落から35年後には救出された乗組員が再び男鹿を訪れて、住民と交流する機会も設けられました。

当時を知る人がわずかになり、記憶の風化が懸念される中、80年近い時を経て発見された、B29の痕跡。

当時の出来事を今に伝える貴重な資料が見つかりました。

※ナセル=航空機に搭載される分離可能な筐体(きょうたい)
 エンジンや燃料、搭載機器を保持するために分離できるようになっている