秋田の地からものづくり工場の下支えを　機械の中古販売やメンテナンスを手がける会社が修理の拠点を開設　秋田市

半導体などを製造する機械の中古販売やメンテナンスを手がける横浜市の会社が、秋田市に、修理の拠点となる施設を開設しました。

県と秋田市の誘致企業として、将来は、地元採用で雇用を200人まで増やしたい考えです。

ハイテックシステムズは、主に半導体や液晶ディスプレイなどを製造する機械の中古販売やメンテナンスを行う企業です。

今回、秋田市雄和に、修理をメインで手がける東北技術センターを開設し、21日、開所式が行われました。

阿部守晃 社長
「これは無理かもしれないと思われるようなテーマでも、私たちにできることがあるかもしれません。そうした声を頂けることが、何よりも私たちの成長につながり、大きな挑戦機会になります」

ハイテック・システムズは、国内各地に拠点を設けていて、従業員数は、合わせて約100人です。

おととし、県と秋田市の誘致企業に認定され、秋田市雄和にあった空き工場を活用して、東北技術センターを設け、去年9月から業務をスタートさせました。

ここでは主に、電子基板全般の修理を請け負い、今後は国内、海外を問わず、様々な分野の機械を扱う拠点として稼働します。

阿部守晃 社長
「ものづくり工場の長く安全に装置が使えるような下支えをすると。この東北の秋田の地から、東北6県のものづくり工場の皆様のお役に立てること、そして全国の皆さんに広げていきたいなと思っております」

現在は20人が働いていて、全員、地元からの採用です。

2029年度までに200人規模の雇用を目指して業務を拡大していく方針です。