「境界なき土起こし団」に二十歳の新団長が就任!耕作放棄地を再生させる取り組み 秋田・男鹿市
男鹿市の加茂青砂地区で、耕作放棄地だった土地を再生させる取り組みを進めている団体に、新たな団長が就任しました。
この春、本格的に加茂青砂に移住した二十歳の大学生で、力を合わせて様々な作物を育てていくことにしています。
男鹿市の加茂青砂地区で先月末に開かれた集会。
耕作放棄地を再生させる取り組みを行っている「境界なき土起こし団」の団員約15人が集まり、住民を交えて交流を深めました。
この日、土起こし団に新たな団長が就任しました。
県立大学の学生で、東京出身の新堂秀さん、20歳です。
この春、加茂青砂に本格的に移住しました。
新堂秀さん
「さらに多くの人に参加してもらいながら、いろんな農業に関わることをしていって、少しでも地域の輪を広げていったりとか、農業の魅力を皆さんで分かち合って、共有して、こういう体験をしていければいいなと思っております」
おととし結成された、土起こし団。
住民の平均年齢が70歳を超えている加茂青砂の、耕作放棄地となっていた土地を再び畑に生まれ変わらせています。
農業への関心が高い、地区の内外の約15人が、ジャガイモやダイコンなどを育ててきました。
新たな団長の新堂さんは、小学校だった建物の裏手にある耕作放棄地の再生も手がけています。
この日は、新たに土起こし団に加わった学生たちと、ニンニク畑の手入れを行いました。
新堂さん
「気軽に誰でも来られて、収穫体験とか土を触る体験っていうのをしてもらえるような場所になればなと思っています。ちょうど小学校の裏で、昔、人が集まっていたこの場所で、また新たに農業を通じていろんな人が集まって、一緒に農業をしていくっていう、そういう理想の場所にしたいなというふうに考えています」
土起こし団の今年度最初の農作業は、今月29日の昭和の日です。
この先、力を合わせて加茂青砂の未来も耕します。