陸上自衛隊で懲戒処分相次ぐ「逃げようと思った」30歳の3等陸曹が停職 後輩隊員の腹を触るなどした3等陸曹は減給
陸上自衛隊秋田駐屯地の30歳の3等陸曹が、外出したあと、決められた時間になっても隊に戻らなかったとして、11日付で停職の懲戒処分を受けました。
また、後輩隊員の腹を触るなどのセクハラ行為をしたとして、東北方面後方支援隊の3等陸曹が、11日付で減給の懲戒処分を受けています。
陸上自衛隊秋田駐屯地によりますと、30歳の3等陸曹は、去年10月27日、正式な手続きを経て外出したものの、決められた時間になっても隊に戻らず、行方が分からなくなりました。
2日後に、捜索中の隊員が、山形県酒田市内で3等陸曹を見つけ、保護しました。
3等陸曹は、自衛隊の聞き取りに「私的な悩みから逃げようと思った」と話していて、11日付で停職2日の懲戒処分を受けました。
退職する意向を示しています。
また、陸上自衛隊で、車両の整備や燃料の配布などを支援する、東北方面後方支援隊の3等陸曹は、去年2月、秋田駐屯地で、後輩隊員の腹を触ったうえ、容姿をからかうセクハラ行為をしました。
不快に感じた後輩隊員が、上司に報告して発覚したもので、3等陸曹は自衛隊の聞き取りに「コミュニケーションを図る目的で、悪意はなかった」と話しているということです。
3等陸曹は、11日付で、減給30分の1、1か月の懲戒処分を受けました。
退職はしない考えです。