来春の秋田県知事選は保守分裂選挙に 自民党県連は「自主投票」を決める

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秋田 2024.12.23 18:16

自民党秋田県連は来年春に行われる県知事選挙について自主投票とすることを決めました。

立候補を表明している元県議会議員の鈴木健太氏と元副知事の猿田和三氏がともに推薦を要請していましたが、県議会議員の意見がわかれ保守分裂選挙になることが決定的となりました。

自民党秋田県連内からは、県知事選挙に立候補を表明している元県議会議員の鈴木健太氏と元副知事の猿田和三氏、それぞれを推す声があがっていて、先週19日に、両者と面会。重要視する政策などを聞き取り、どちらを推薦するか話し合ってきました。

県議会議員が集まって23日、常任総務会を開き対応を協議しましたが溝は埋まらず、来年春の県知事選挙では推薦する候補を決めずに「自主投票」とすることを決定しました。

自民党秋田県連 柴田正敏 副会長
「自主投票というのは(県議団)あまり抵抗がなかったんじゃないかなと思います」

記者Q
「参院選がすぐありますから、非常にそこが心配されるのですが」

柴田副会長
「それを心配しない向きがないわけではないですけれども、やっぱりいま、とりあえずの選挙は知事選ですので、それにまず全力を傾注してやろうということだと思います」

県知事選挙をめぐっては、同じ自治体の中でも市長と自民党の県議会議員がそれぞれ別の候補者を支援する動きがあり、保守分裂の構図が鮮明となってきています。

しこりを残さず県知事選挙を終えられるのか。

また知事選の約3か月後=来年の夏の参議院選挙に団結して臨めるのか、今後の大きな課題となります。